新型コロナウイルスが世界中で大流行し、中国や日本ではマスクの品薄状態が続いています。
新型コロナウイルスは咳やくしゃみなどの飛沫感染することから、症状が出ている人はマスクの着用、
手など触ったところからウイルスが広がり感染する可能性もあるため、
こまめな手洗いうがいや、手の消毒が予防に有効とされています。
このことから、マスクの品薄が続いており、消毒用エタノールも売れていて
今後、消毒用エタノールも品薄になることが考えられます。
そこでこの記事では、薬局等によく売っている「無水エタノール」を
消毒できるようにする方法について解説していきます。
Contents
新型コロナウイルスにアルコール消毒は有効?
手など皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール(70%)を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効であることが分かっています。
引用元:厚生労働省
コロナウイルスの予防には消毒用アルコールが有効であると厚生労働省から発表されています。
しかし、消毒用アルコールが品薄になって手に入らなかった場合、無水エタノールで代用が効くのでしょうか?
無水エタノールと消毒用エタノールの違い
無水エタノールと消毒用エタノールの違いは濃度です。
無水エタノールの濃度 99.5%
消毒用エタノールの濃度 70〜80%
となっており、「エタノールは水で薄めると消毒効果が高まる」という性質があります。
無水エタノールは濃度が高い分揮発性も高くなっており、殺菌効果が出る前に蒸発してしまいます。
無水エタノールを消毒できるようにする簡単な方法
無水エタノールを消毒用にする方法はとても簡単です。
無水エタノールは消毒用と濃度が違うだけなので、
無水エタノールを薄めるだけです。
必要なものは以下の通りです。
- 無水エタノール
- 水
- 消毒に使う用のボトル
作り方を例にすると
無水エタノール80mlに水を20ml加えると濃度80%の消毒用エタノールができます。
無水エタノール70mlに水を30ml加えると濃度70%の消毒用エタノールができます。
消毒用エタノールは濃度が60〜95%の範囲であれば殺菌消毒効果に差はないと言われているので、この範囲の濃度になるように作りましょう。
まとめ
今回は新型コロナウイルスの感染が広まるにつれて、消毒用エタノールの品薄が予想されます。
そこで消毒用エタノールの代用として、無水エタノールを消毒用にする方法についてまとめました。
簡単にできるので、消毒用エタノールが見つからない場合に作って使ってみてください。